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研究員リレーコラム

意識改革から行動改革へ第3研究班

コラム投稿者

田中秀門

亀岡市役所市民協働課副課長

 今行政で「協働」を携わる業務を担当していて、感じることがある。「協働」という言葉が行政のはやり言葉のように用いられ、本来の意味から言えば、住民との意識の乖離が大きくなっているような気がする。確かに理解しづらい言葉かもしれない「共同」や「協同」と混同し、理解が得られないのも事実である。

 協働の実現にはよく「行政と住民の意識改革が必要」ということを耳にするが、これこそが乖離の原因ではなかろうか。意識の改革も確かに必要だが、それだけでは協働の実現はありえない。十分な議論と「行動改革」が一番大事であると考える。
 現在LORC研究員として、亀岡市をフィールドに「カーボンマイナスプロジェクト」として、CO2削減を目指す新しい農山村活性化モデルケースづくりに参加させていただいている。間伐材や放置竹林などの地域の未利用バイオマスを燃やさず、炭にして農業に利用すれば、炭素が隔離できて、結果的にCO2の削減が可能となる。しかも、国内排出権取引が可能となれば、都市部から農村部へ資金が流れ込む。CO2を削減しながら農山村経済が回る新たな仕組みを構築しようというのが、このプロジェクトである。
 複数の大学・研究機関、自治会、農事組合法人、行政が共通のミッションに向かって熱く議論し、その中でそれぞれの役割分担が築かれていくプロセスがある。議論の中から住民自らの新たな夢のような企画・提案が出る。行動が変わる。そして何よりも「笑顔」がある。
 これまで個人的にも地域づくりに携わってきたが、多くのアクターの関わりを繋ぐ潤滑油になるのが私の役目である。そして、「協働」のモデルケースをつくりたいと考えている。

2009.09.01

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