【LORC】グリーンリカバリー研究ユニットの研究会が開催されました
2023.10.03
日 時:2023年10月3日(木)PM3:15-PM5:00
会 場:龍谷大学深草キャンパス和顔館4階会議室2
参加者(以下、敬称略):石倉研、石原凌河、大石尚子、斎藤文彦、清水万由子、白石克孝、的場信敬、村田和代、矢作弘
講演者
黒部一隆(龍谷大学 学長補佐、環境省)
講演の概略
日本における環境問題、環境政策の系譜、グローバルな動向を見据えた我が国の環境政策についての説明があった。かつて環境と経済は対立関係にあったが、最近になって地域経済循環、サーキュラーエコノミー、生物多様性保全をすべて満たす統合的アプローチにより環境が経済のドライビングフォースとなるという意識が社会的に広がっている。
質疑では、社会を動かしていく難しさに関する指摘があり、地域の課題解決の中にいかに環境を組み込むかが課題であること、大学としての人材育成について、一つの仕事を20年続けるくらいの粘り強さ、待遇や金銭的な面だけでなくいかに価値創造につながる仕事にチャレンジできるかが鍵であるなどの活発な意見交換がなされた。
黒部一隆 氏 プロフィール
2003年環境省入省。九州地域におけるエコツーリズム推進、福井県出向(地域脱炭素、水月湖年縞展示施設創設検討など)、小泉大臣当時、日本全国でゼロカーボンシティの呼びかけ、立ち上げ。資源循環部署において政策企画官、経産省とのサーキュラーエコノミーの推進。個人的に移動データを活用した脱炭素まちづくりに関するダッシュボードの検討に関わる。